東京ガス:09年度の設備投資額13%増-10年度からの回復見込む(2)

東京ガスは25日、2009年度(2010 年3月期)の設備投資額が前年度比13%増の1212億円になる見込み と発表した。内需が減退しガス需要も落ち込む中で、設備投資額を 10%以上にしたことについて、幡場松彦執行役員は記者会見で、景気 回復を背景に販売量が10年度から持ち直す見通しを示した。

東京ガスは産業分野で石油系燃料からの燃料転換の動きなどに支 えられ、13年度までの今後5年間ではガス販売量が年平均1.9%増加 すると予想した。

同社の供給計画では、扇島工場(神奈川県横浜市)に液化天然ガ ス(LNG)の貯蔵タンクを建設することや、12年3月までに房総半 島を横断する「千葉-鹿島ライン」と呼ばれるパイプラインを建設す ることなどが盛り込まれている。

しかし、急速な景気後退の影響で足元の需要は減少している。08 年度のガス販売量は2.5%減と31年ぶりに前年度の水準を割り込む見 通し。幡場氏は、08年度の販売量が1月末時点に立てた予想であり、 「需要はさらに落ちているので、もっと下がるかもしれない」との見 方を示した。

2月の工業用ガス販売量は21.3%減少。幡場氏は、特に自動車、 鉄鋼、化学業界で落ち込みが激しいと指摘し、「現下の状況は09年度 も継続する」と予想している。

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