住友不株が8連騰、価格見直しでマンション販売回復-来期増益期待

大手不動産の住友不動産の株価が8 営業日続伸。前日比3.6%高の1196円と、約2カ月ぶりの高値に回復 した。マンションの分譲価格を見直したことで販売が回復傾向にあり、 来期(2010年3月期)は増益に転じるとの見方が強まってきた。

JPモルガン証券は24日付で住友不の投資判断を「中立」から 「オーバーウエート」に引き上げた。穴井宏和アナリストは投資家向け メモで、マンション販売回復やオフィス事業の安定性、不動産流動化事 業による下方修正リスクがないことを投資判断変更の理由に挙げる。

穴井氏は、住友不はマンションの値引き販売を行わないものの、 新規販売物件については消費者の目線に見合う販売価格に切り替えてい るうえ、住宅ローン減税も需要喚起の一因と分析。住友不が今期(09 年3月期)計画するマンション売上計上戸数3900戸の達成は可能とみ る。オフィス賃料も低く、「不況抵抗力が強い」(穴井氏)という。

会社側の今期連結営業利益予想は前期比4.3%減の1480億円。ブ ルームバーグ・データに登録されたアナリスト15人の連結営業利益の 予想平均は今期1455億円、来期1446億円で、減益が続くとの見方が 大勢。これに対し、JPモルガン証の予想は今期が1450億円と、市場 コンセンサスを下回るものの、来期は1520億円と回復を見込んでいる。

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