鉄鉱石の年次指標価格決定システム:廃止の可能性も-ドイツ銀

ドイツ銀行は25日、鉄鉱石の年次 指標価格を決定する契約システムが廃止される可能性があるとの見方 を示した。生産会社が個別の合意を求めていることを理由として挙げ た。

ドイツ銀のアナリスト、ピーター・オコーナー氏はオーストラリ アのパースで開かれた会議で「指標価格を決定するシステムは重要視 されなくなっている」と指摘。同氏によると、買い手企業が契約を順 守しない動きがあるなか、豪州産鉄鉱石のスポット販売量は過去半年 間に50%増加している。

鉄鉱石生産会社、ブラジルのヴァリは先月、今年は指標価格を設 定する企業になることを目指さない可能性を示唆した。同社はこれま で、鉄鋼メーカーとの間で指標となる年次契約価格を最初に決定し、 国際市場で他の鉱山会社による合意の基準となっている。

2008年半ばには、鉄鉱石の需要急増を受け、豪BHPビリトンや 英豪系リオ・ティントが85%か、それ以上の値上げを達成。値上げ幅 は、これより前に合意していたヴァリの65-71%を上回った。BHP は、クレディ・スイス・グループとドイツ銀が提供する鉄鉱石の取引 所外取引にも参加している。

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