東洋糖が急騰、10年ぶりの復配を決定-値上げ浸透で本業も改善傾向

業務用砂糖が主体の東洋精糖の株価 が急騰。不動産関連の整理損が響いて無配が長期化していたが、今期 (2009年3月期)末に10年ぶりに復配することを決定した。株主還元 の姿勢に加え、値上げ浸透による本業の改善傾向も評価された。午前終 値は前日比16%高の109円。

同社はかつてマンションの開発・分譲事業を手がけていたが、同事業 からの撤退を決断。1999年3月期には同整理損の計上が響き、最終赤字 が31億4600万円に達した。痛んだ財務体質を改善させるため、00年3 月期から08年3月期まで無配を継続した。

会社側は今期の配当予想を0-3円としていたが、24日に1円の配 当を行うと発表した。同社の青山正明総務部長は「整理損を取り戻すた めに砂糖や食品で稼いだ利益を充ててきたが、ようやく復配のめどがた った。大切な使命である配当への姿勢を投資家に示したい」と述べた。

同時に09年3月期の連結営業利益予想を前期比14%減の9億4000 万円(従来予想8億9000万円)へ引き上げた。粗糖の原料価格の上昇に よるコスト増加を見込んでいたが、「適正価格で販売でき、予想ほど厳 しい状況にはならなさそう」(青山氏)という。

最終利益については、財務体質改善を目的とした遊休資産売却に伴 う固定資産売却損を計上するため、従来予想から10%減額、前期比29% 減の4億5000万円を見込む。

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