アルフレH株が急反落、医療機関の経営厳しく納入価低下-大幅減益に

国内医薬卸業界2位、アルフレッサ ホールディングス株が急反落。医療機関の経営環境が悪化、医薬品納入 価の引き下げ要請が強くなっている。同社が想定していた価格をかなり 下回る水準で納入するケースが増えたとして、24日付で今期(2009年3 月期)業績予想を減額修正したため、売りが優勢となった。

この日は売り気配で取引を開始、午前9時31分すぎに前日比8.7% 安の3680円で3万7700株の売買が成立した。その後は小口の買い注文 も入り下げ幅を縮小、3700円台前半で取引が進んでいる。

修正後の新予想は、連結売上高が前期比9.1%増の1兆9310億円、 営業利益が同66%減の87億円。前回予想と比べると、売上高で30億円 (0.2%)、営業益で103億円(54%)の下方修正となった。「もともと 販売価格が下がると予想していたが、第3四半期(08年10-12月期) は特に想定を下回った」(同社広報IR担当の羽野和明氏)。

業績悪化を受けて同社は配当予想を減額。年間配当は87円になる予 定で、前回から3円引き下げた。

医療機関との納入価交渉が妥結した比率は非公表。グループ会社が 増えたため、四半期毎に妥結率をまとめることにし、現時点での妥結率 は把握していないという。

三菱UFJ証券の中沢安弘シニアアナリストは25日付の投資家向 けリポートで、「下方修正リスクは認識されていたとみられるが、予想 以上の下方修正幅でネガティブ・サプライズ」と指摘。3月末の大手医 療機関との納入価交渉について、「交渉難航から想定以上に安い納入価 格で妥結したものと推察する」(中沢氏)とした。

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