日本株は反落、米金融安定化期待後退し金融株に売り-輸出株も下落

日本株相場は反落。米政府が23 日発表した不良債権買い取り計画の効果に疑問の声が出たことなどから、 前日の米株式相場は反落。信用リスク後退への期待感が弱まり、三菱U FJフィナンシャル・グループなど金融株中心に売られている。ソニー やトヨタ自動車など輸出関連株も安い。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「金融株の動向に 注目している。公的資金の買い観測や3月期末を意識した買い期待など から、下値は売り込みにくいだろう」と話していた。

午前9時22分現在の日経平均株価は前日比61円59銭(0.7%) 安の8426円71銭。TOPIXは同2.21ポイント(0.3%)安の

810.51。東証業種別33指数は21業種が下落、12業種が上昇。

米国株は反落

24日の米株式相場では、バンク・オブ・アメリカ(BOA)など 金融株中心に売りが先行した。ダウ工業株30種平均が前の日に一時 500ドル以上の上昇となるなど、急速な上げに対する警戒感が出たうえ、 米政府の不良資産買い取り計画に対する評価が分かれた。

ノーベル経済学賞受賞者で米プリンストン大学のポール・クルーグ マン教授は24日、同計画に対して「極めて散漫で、明確な定義のない 手法だ。銀行を再び存続可能にさせるだけの十分な資産価値上昇をもた らす可能性は極めて低い」と述べた。

信用リスクに対する楽観論が後退し、東京市場でも前日上昇した銀 行や保険など金融株が安い。東証1部銀行指数はTOPIXの下落寄与 度2位。

三洋電機が下落

個別では、電池・電子部品の収益低迷などで09年3月期の連結純 損益を従来の利益ゼロから900億円の赤字に変更した三洋電機が続落。 国内外の需要低迷で09年3月期の連結営業利益予想を従来計画の140 億円から115億円に下方修正した横浜ゴムも3日ぶり反落した。半面、 JPモルガン証券が投資判断を引き上げた住友不動産は続伸。

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