東京外為:ユーロが対円で戻す、欧州金利上昇が下支え-一時132円半ば

朝方の東京外国為替市場ではユー ロが対円で値を戻す展開となっている。ユーロ圏経済指標の改善から 欧州の金利が上昇しており、日本との金利差を背景にユーロ買い・円 売りに圧力がかかりやすくなっている。

ドイツ証券の深谷幸司シニア為替ストラテジストは、急激なユーロ 高の進行に対する調整が出やすい面があるとしながらも、全般的な円安 の流れに変化はないと指摘。さらに、「日本からは円売りが出ており、 円が弱いトレンドは続いている」として、対ユーロで円が弱含みに推移 するとみている。

ユーロ・円相場は一時1ユーロ=132円59銭と、前日のニューヨ ーク時間午後遅くに付けた131円81銭からユーロが水準を切り上げて いる。前日の海外市場では一時131円44銭までユーロが軟化する場面 もみられていた。

また、ユーロ・ドル相場は前日の海外市場で一時1ユーロ=

1.3431ドルと、19日以来の水準までユーロが下落していたが、この日 の東京時間早朝には1.34ドル台後半まで値を戻して取引されている。

一方、ドル・円相場は一時1ドル=98円35銭と、ニューヨーク時 間午後遅くに付けた97円86銭からドル高・円安が進んでいる。

欧州金利上昇

マークイット・エコノミクスがまとめた3月のユーロ圏サービス 業景気指数(速報値)は40.1と、前月の39.2から上昇。製造業景気指 数も34.0と同33.5を上回った。

前日の欧州債市場では、指標の改善を背景にドイツ国債が続落。独 10年債利回りは前日比11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイン ト)上昇の3.13%となった。

また、前日は欧州株が小幅ながらも4営業日連続でプラス圏を維持 して取引を終了しており、ユーロ買いに安心感が生じやすい。

米株は反落

一方、前日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が反落。23日 には、米政府による不良資産買い取り計画への期待感からダウの終値 が前営業日比で500ドル近い上げとなっていたが、金融不安が根強い とみられる。

外為市場では、米株の下落を受けてリスク投資に慎重な姿勢が再 び強まる可能性があることから、前日の海外時間には投資避難的なド ルの買い戻しに圧力がかかった面もあるようだ。

ユーロ・ドル相場は前日の東京時間に一時1.3678ドルまでユーロ 高・ドル安が進んでいたが海外では1.3431ドルまで急速にドルが買い 戻されていた。

また、リスク回避的な円の買い戻しも進行。東京時間に一時134 円51銭と、昨年10月21日以来の円安値を付けていたユーロ・円相場は 海外で131円44銭まで急速に円が値を戻す場面がみられていた。

バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長とガイトナー財務 長官は24日、下院金融委員会で証言し、アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)救済で生じた問題を考慮し、経営危機に陥 った金融機関を管理下に置いて清算するための新たな権限が必要だと 訴えた。

--共同取材:小宮弘子 Editor:Tetsuzo Ushiroyama,Norihiko Kosaka

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