S&P:米バークシャーの格付け見通しを「ネガティブ」に下げ(2)

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は24日、米保険・投資会社バークシャー・ ハサウェイの格付け見通しを「ステーブル」から「ネガティブ」に引 き下げたと発表した。保有株式の価値下落と保険事業の資本減少のた め、同社は最上級格付け「AAA」を失う可能性がある。

S&Pの発表文によると、格下げは向こう1年で実施される可能 性があり、1段階の引き下げとなる公算が大きい。フィッチ・レーテ ィングスは今月12日、バークシャーの格付けを最上級の「AAA」 から引き下げており、S&Pがこれに追随すれば、バークシャーにと って2度目の格下げとなる。

アメリカン大学(ワシントン)のジェラルド・マーティン教授は、 バークシャー格下げの可能性について、「同社の問題というよりも経 済情勢を反映したものだ」との見方を示し、「現時点では世界のほぼ すべての企業の格付け見通しをネガティブにする必要がある」と語っ た。

バークシャーの株価は過去1年で32%下落。同社の株式ポートフ ォリオとデリバティブ(金融派生商品)取引によって利益が圧迫され るとの懸念が広がったためだ。S&Pはこれについて、バークシャー がデリバティブ取引での支払い義務履行に直面するまでには10年以 上あると説明している。

S&Pは発表文で、「株式市場の大幅な悪化が続くことで資本が さらに痛むか、保険部門の資本が『AAA』の格付けに見合う水準を 回復できないとみられる」場合に、バークシャーの格付けを引き下げ るとしている。

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