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中国の新たな準備通貨創設呼び掛け、ドル安懸念のシグナルか

エコノミストによれば、中国の新 たな国際的な準備通貨創設の呼び掛けは、同国がドル安を懸念している ことや、ロンドンで来月開催される20カ国・地域(G20)首脳会合 (金融サミット)でリーダーシップを握る狙いがあることを示唆してい る。

中国人民銀行の周小川総裁は、人民銀のウェブサイトに23日掲載 された報告書で、国際通貨基金(IMF)に対し「スーパーソブリン (超国家)準備通貨」の創設を訴えた。ドルは、米連邦準備制度理事会 (FRB)が米国債の購入を表明し、米政府が不良資産買い取り計画を 公表した後、下落した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、マーク・ウイリアムズ 氏(ロンドン在勤)は「米国が景気刺激策を試みるなかで、中国はドル 下落の可能性を懸念している」と説明。中国当局者が国際的な問題で改 革を提言することは「まれ」であることから、中国が国際問題への「関 与を強める兆候」である可能性があると分析した。

周総裁のコメントはまた、人民元が世界的により大きな役割を担お うとする狙いを示す可能性がある。ロイヤル・バンク・オブ・カナダ (RBC)の上級ストラテジスト、ブライアン・ジャクソン氏(香港在 勤)は「中国の政策当局首脳らは、米ドル建て金融資産に関連した中国 のエクスポージャーが大きいことに懸念あるいは不満さえ感じている」 と指摘した。

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