米ゴールドマン、金融安定化策の資金返済で当局と交渉中-関係者

米金融大手ゴールドマン・サック ス・グループは政府から受け入れた公的資金100億ドル(約9800億 円)を4月半ばまでに返済することについて米当局と交渉している。事 情に詳しい関係者1人が24日明らかにした。

同関係者が交渉は非公開だとして匿名を条件に語ったところでは、 ゴールドマンは正式には資金返済を申請していない。同社は金融安定化 策の第一弾として公的資金を受け入れている。

賞与などに対する国民の怒りが高まるなかで、金融機関幹部は公的 資金を受け入れたことに伴う監視強化にいらだっている。ハンティント ン・アセット・アドバイザーズで資産運用に携わるピーター・ソレンテ ィーノ氏は、米政府は現時点でどの銀行からも公的資金の返済を受ける ことに消極的かもしれないと指摘。「当局者は全員一律としておきたい のだ」とし、「鎖でつながれた囚人のようなもので、全員が手錠を掛け られた状態だ。その一部が離脱すれば、全体を束縛できなくなる」と指 摘した。

同関係者によれば、ゴールドマンは財務省が主要金融機関の財務に 関するストレステスト(健全性審査)が終了するまで、公的資金の返済 を認められない見通しだ。当局は先月、ストレステストを4月に完了す る見通しを示している。

ゴールドマンの広報担当ルーカス・バンプラーグ氏は「金融安定化 策の資金をすぐにでも返済したい意向を示唆してきたが、むろん当局の 許可がなければ何もできない」と述べた。

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