クルーグマン教授:米国はいずれ大手銀行を「接収する」必要性

ノーベル経済学賞受賞者で米プリ ンストン大学のポール・クルーグマン教授は24日、経済・金融危機の 深刻化に伴い、米国はいずれ大手銀行を「接収する」必要が出てくると の見方を示した。

クルーグマン教授はこの日、ブルームバーグテレビジョンのイン タビューで銀行の国有化に関して、「結局は、そこに行き着くだろう」 と述べ、「すべての負債を保証しても、大手銀行を接収することにな る」と指摘した。

同教授はまた、米経済は「今年後半」までは安定しないだろうと 予想した。2008年10-12月(第4四半期)の米経済成長率は前期比 年率マイナス6.2%と、1982年以来最大の落ち込みだった。ブルーム バーグ・ニュースが今月実施したエコノミスト調査では、今年1-3月 (第1四半期)は同マイナス5.2%と予想されている。

米財務省が今週発表した最大1兆ドル規模の官民共同不良資産買 い取り制度に関して、同教授は「極めて散漫で、明確な定義のない手 法」だと述べ、「銀行を再び存続可能にさせるだけの十分な資産価値上 昇をもたらす可能性は極めて低く」、「納税者にとってはかなり不利な 仕組みだ」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE