米不良資産処理策にノーベル賞経済学者の評価分かれる-結果予想困難

米財務省が23日発表した不良資 産処理計画について、ノーベル経済学賞受賞者の間で評価が分かれて いる。優れた経済学者にとっても政策の結果を正しく予想することは 難しいようだ。

2001年の受賞者、A・マイケル・スペンス氏は同対策で銀行の 不良資産一掃が成功する十分な可能性があるとみている。一方、昨年 受賞のポール・クルーグマン氏は失敗を確信し「絶望」している。

ジョゼフ・スティグリッツ、ジョージ・アカロフ両氏とともに受 賞したスペンス氏は23日の電話インタビューで、「米政府の計画は、 民間部門の参加と価格設定が鍵だ」とした上で、「成功する可能性は ある」と語った。

一方、クルーグマン氏は23日の米紙ニューヨーク・タイムズへ の寄稿で、「この政策の真の問題点は、これが機能しないだろうとい うことだ」と指摘。同氏はガイトナー米財務長官がポールソン前長官 と同じ政策に戻ろうとしているようだと指摘し、「失望を通り越して 絶望感でいっぱいになった」と記している。

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