韓国の追加支出は「適切」、長期格付けに影響なし-米ムーディ-ズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、韓国政府が24日発表した17兆7000億ウ ォン(約1兆2600億円)規模の歳出計画について、景気を下支えす るのに適切な動きだと評価し、同国の長期的信用力を損なうことはな いはずだとの見解を示した。

ムーディーズのシニアバイスプレジデント、トーマス・バーン氏 はソウルからインタビューに応じ、「今回の措置は危機への適切な対応 で、韓国のリセッション(景気後退)回避につながる可能性がある」 と指摘。「韓国政府が示した通り、それが単発の財政出動であれば、同 国の長期信用力にリスクをもたらさないと考えている」と述べた。

ムーディーズは2007年7月、韓国の外貨建て長期債務格付けを 投資適格級で6番目に高い「A2」とした。格付け見通しは「ステー ブル(安定的)」。

バーン氏はこれとは別に、韓国の信用格付けにとって、北朝鮮の 動向による地政学的脅威が引き続き「イベントリスク」だと説明。「可 能性は低いものの、何か悪い事態が起きれば結果は深刻となりかねな い」との見方を示した。

北朝鮮は平和的な宇宙開発計画の一環として、4月4日から8日 の間に通信衛星を搭載したロケットを打ち上げる計画を明らかにして いる。

ただ、バーン氏は「北朝鮮のリスクがこの数年間に見られる水準 を超えて上昇しなければ、韓国の格付けに対する圧力は生じないだろ う」と指摘した。

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