三洋電:今期純損益を900億円赤字に減額-中期計画も下方修正へ(3)

家電世界最大手のパナソニックが 買収する予定の三洋電機は24日、今期(2009年3月期)連結業績予 想を下方修正した。純損益は900億円の赤字と従来の利益ゼロから変 更。中期経営計画の営業利益目標も下方修正する。景気悪化に伴う電 池・電子部品の収益低迷や、半導体事業のリストラ強化が響く。

売上高予想は従来比1400億円減額して1兆7600億円に修正。営 業損益はゼロと従来の300億円の黒字から修正した。大阪府の本社で 会見した前田孝一副社長によると、最終損益の悪化は600億円の追加 費用計上などが理由。うち530億円が追加構造改革コストで、450億 円が設備減損や退職費用など半導体関連。

三洋電は1月に今期予想を下方修正した際、半導体事業で非正社 員も含めて1200人の人員削減を実施する方針を表明。うち正社員はこ のほど締め切った早期退職募集に988人が応募し、予定の500人を上 回った。

前田氏によると、市場環境悪化で中期計画の営業利益も「見直し 中」で、今期(09年3月期)の決算発表時に公表する。昨年5月発表 した中計では、営業利益目標は今期500億円、来期(10年3月期) 700億円で、11年3月期は900億円が「必達」としていた。

今期は、電子部品が2、3月と不振が続き年間で赤字に転落する。 半導体の赤字は従来予想の200億円から250億円に拡大する。前田氏 は、一般社員の賃金について、定期昇給の1年間凍結と時間短縮によ る基本給削減に向けて24日から労組と協議に入ることを明らかにした。 基本給は月1日を無給の休日とすることで5%削減する計画。会見の 模様は東京に中継された。

三洋電の株価終値は前日比1円(0.7%)安の139円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE