政府:12年度にメタンハイドレート産出試験-海洋資源開発計画承認

政府は24日、2018年度まで10年 間の海底に眠るエネルギーや鉱物資源の開発計画を策定した。商業化 に向けた技術の開発を目指し、麻生太郎首相が本部長を務める総合海 洋政策本部が同日の会合で開発計画を承認した。

経済産業省資源エネルギー庁燃料企画室の安居徹室長が、会合後 のブリーフィングで明らかにした。この計画で開発の対象となったの は「メタンハイドレート」、「海底熱水鉱床」と「石油・天然ガス」の 3分野。

メタンハイドレートは低温高圧の条件下で水の分子にメタン分子 が入りこみ結晶状態となったもので、「燃える氷」とも言われる資源。 「一部の学術調査では(日本近海に国内消費量の)100年分が眠る」(安 居氏)とされ、天然ガスに代替する次世代エネルギー資源として期待 が高まっている。

政府は、12年度に国内でメタンハイドレートの海洋生産試験を開 始し、生産技術のほか周辺環境への影響などについて調査する。16年 度からの3年間では経済性の評価や技術開発を行い、商業化につなげ る予定だ。カナダで行われた陸上の生産試験では08年に、メタンハイ ドレートからメタンガスを6日間連続で生産することに成功している。

石油・天然ガスの分野では、11年度までに年間5000平方キロメ ートルの海域で、地層を立体的に分析する三次元物理探査を実施する。 12年度以降は調査海域を、同6000平方キロメートルまで拡大する予 定だ。調査で得たデータは民間の石油・天然ガス開発会社に提供し、 国内資源の開発を促進する。

国内では、これまで4カ所の海上石油・ガス田が生産に至ったが、 すでに3カ所が生産を終了している。

海底で噴出した熱水に含まれる銅や鉛、亜鉛などの金属成分が沈 殿してできた海底熱水鉱床については、12年度までに有望な鉱床の資 源量を把握するとともに採鉱技術を確立する方針。

--共同取材:広川高史 Editor:Takeshi Awaji, Kenshiro Okimoto

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