英バークレイズ:日本の投資銀行部門を2年で80人に倍増へ

英金融大手バークレイズは、日本 での投資銀行部門、バークレイズ・キャピタル証券の人員をむこう2 年ほどで現行の約40人から約80人に倍増させる方針だ。同証券の須 長英明投資銀行本部長が明らかにした。クレディ・スイスやドイツ銀行、 ゴールドマン・サックス・グループなど同業他社は日本での陣容を縮小 している。

須長本部長は、新設した企業買収アドバイザリー部門や債券・株 式など資本市場関連部門を強化したい考え。23日のインタビューでは、 バークレイズ・キャピタル証券にとっての日本市場を「宝の山」だと 例え、その理由に日本企業による海外資産の買収意欲を挙げた。同本 部長は「金融危機で今まで考えられなかった海外のアセットが売りに でてきた。また、円高や少子化の影響で生き残りをかけて海外を強化 せねばならない状況になっている」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースの調べでは、日本企業による海外企業 買収は昨年、過去最高の700億ドル(約6兆8400億円)相当に達し、 前年の3倍となった。

昨年9月に破たんした米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスから、米国部門を買収したバークレイズは昨年10月以降、 日本株関係のセールスやリサーチ部門の人員として、約100人を主に リーマン出身者から採用している。

エグゼクティブ・サーチ・パートナーズの小溝勝信代表取締役は 「バークレイズの参入は日本の市場を活性化するだろう」とした上で、 「欧州のユニバーサルバンクにとって、米投資銀行や日本のメガバン クとの間で、ディール獲得を競うのはかなり難しく、チャレンジング だ」と述べた。

須長氏は野村ホールディングスで欧州インベストメント・バンキ ング部門長を務め、今年1月、バークレイズに移籍した。

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