ブラックロックの世界マクロ型ヘッジファンド、株安が続くと予測

ブラックロックが運用するマク ロ型ヘッジファンドが、今月に入ってからの株高とは逆方向の動きを 見込んだ投資を行っている。大恐慌以来で最悪とされる現在の信用危 機からの回復はもたつくとして、債券買いを進めている。

このファンドは、運用資産2億1600万豪ドル(約150億円)の 「アセット・アロケーション・アルファ・ファンド」で、過去2年間 の運用成績はマクロ型で世界2位。

2008年に、ヘッジファンド業界全体の平均運用成績が過去最悪 のマイナス19%だったのを尻目に、プラス41%のリターン(投資収 益率)を上げた。現在、米国株とオーストラリア株について、下落を 見越してショート(売り持ち)にし、米国、ドイツ、オーストラリア、 カナダ、英国の債券をロング(買い持ち)にしている。運用担当者の デービッド・ハドソン氏(シドニー在勤)が明らかにした。

ハドソン氏は20日のインタビューで「景気回復が下期に期待外 れの状態になり、株価が今後数カ月で再び安値を付けて、その水準に とどまるというリスクがある」と語った。

昨年42%下落したMSCI世界株価指数は、今年3月9日以降 は21%上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が信用危機緩和を目 指して多額の資金供給を決めたことなどを好感した。ハドソン氏は昨 年、株安を想定した投資で好成績を収めた。

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