ヘッジファンド業界、今年11%縮小して資産1.33兆ドルか-ドイツ銀

ドイツ銀行の調査によると、世界の ヘッジファンド資産は今年、ファンド清算や資金流出を背景に11%縮小 する可能性がある。

1000人の投資家を対象に先月実施された同調査では、68%が業界の 資産が今年12月までに1兆3300億ドル(約130兆円)に減少する可能 性を指摘。計1兆1000億ドルのヘッジファンド資産を抱える調査参加 者はまた、業界からの資金流出が今年は1680億ドル(平均値)と、昨 年から8%加速するとも予想した。

1930年代以降最も深刻な金融危機の影響で、ヘッジファンドの昨年 の運用成績は過去最悪だった。ドイツ銀で同業界を担当するショーン・ キャップスティック氏(ロンドン在勤)は「2008年のテーマがヘッジフ ァンドの運用成績だったとしたら、09年はリストラの比重がかなり高く なるだろう」と指摘。「われわれの調査は、予見可能な将来において、 償還が現象として続くことを示している」と述べた。

世界の投資家は昨年、ヘッジファンド業界から1550億ドルの資金 を引き揚げており、年ベースでの純流出はヘッジファンド・リサーチ(H FR)が1990年にデータ集計を開始して以来、2度目となった。HF Rによれば、これによって、業界の資産は08年半ばのピークから27% 減少した。

ドイツ銀の調査ではまた、参加者の65%が少なくとも2割のヘッジ ファンドが今年廃業すると予想。HFRの今月18日の発表によると、 昨年清算したファンドは過去最多の1471で、07年から73%増えた。

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