侍ジャパンWBC連覇、延長10回5-3で韓国下す-日本歓喜(7)

野球の世界一を決める第2回ワー ルド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦が23日(日本時 間24日)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、日本は延 長戦の末、5-3で北京五輪金メダル保持者の韓国を下した。第1回 大会で王貞治監督が率いた「王ジャパン」に続く連覇達成に日本国民 から歓喜の声が上がった。

試合はTBSが中継した。初代王者の日本「侍ジャパン」は岩隈 久志投手が先発。韓国の先発は奉重根投手。日本は3回、小笠原道大 の右前適時打で、出塁していた中島裕之を返し先制。岩隈は3回まで 3者凡退で韓国打線を無安打に抑えたが、5回裏、秋信守に中超えソ ロ本塁打を浴び、1-1の同点になった。

韓国は5回、2番手投手に鄭現旭を起用。日本は7回、8回と安 打で2点を追加。韓国も8回に1点を返したが、日本の2番手、杉内俊 哉が韓国の後続を断った。

韓国も粘りをみせ、9回裏に再び追い付き、試合は3-3の同点で 延長戦に突入。すかさず日本は10回の表、イチローの中安打で2者 が生還。日本が再び2点差と引き離し、ダルビッシュ有が韓国の打 線を封じ込んで勝負を決めた。

麻生太郎首相は日本連覇を受けてコメントを発表。「今回の戦いを 通して、わが国の底力を再確認した」「キューバ、米国、韓国という世 界の最強豪チームを次々に破っての堂々たる優勝は、多くの国民に大 きな勇気と感動を与えてくれた」と述べた。その上で、「原辰徳監督率 いる日本代表の皆さんを大変誇りに思う」と語った。

国・地域別対抗戦のWBCは、5日から日本、メキシコ、プエル トリコなど4つの地域で第1ラウンドが開幕。日本は韓国戦などで苦 戦しながらも勝ち抜き、14日から米国で始まった第2ラウンドに進出 した。

8カ国に絞られた第2ラウンドでは、日本がキューバ、韓国と対 戦。メキシコを破った韓国との対戦では1-4で惜敗したが、敗者復 活のキューバ戦で勝ち上がり、再度対戦した韓国を6-4で下した。 米、韓、ベネズエラと4カ国で争った決勝トーナメントでは、韓国が 10-2でベネズエラに快勝し、日本は米国に9-4で勝った。

今回のWBC決勝前の両国の対戦成績は2勝2敗の五分で、5度 目の対決で日本は韓国に勝ち越した。

東京都千代田区丸の内で働く会社員の東尚隆(30歳)さんは、「日 本に勝ってほしいと思っていたが、予想通り勝てて良かった。米国に も勝てたし、素晴らしい結果だ」と満面の笑みで感想を語った。「日本 は景気が悪いが、WBCの結果をきっかけに日本の強さを見直しても らい、米国や海外で日本車などが売れてくれればいいと思う」とも付 け加えた。

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