米FRB、購入対象を直近発行の米国債に絞る公算-効果最大化図り

米連邦準備制度理事会(FRB) は、消費者の借り入れコスト低減効果の最大化を図り、18日に表明し た米国債購入計画の対象を直近に発行され取引量の最も多い証券に絞る 公算が大きい。米銀JPモルガン・チェースやスイスのUBS、米調査 会社ライトソンICAPなどの債券ストラテジストが予測した。

FRBは、向こう半年間に3000億ドル(約29兆2000億円)相 当の米国債を購入するほか、政府機関債の購入規模を拡大する計画の一 環として、どの償還年限の国債を買い入れるかを24日にも公表する可 能性がある。FRBの市場取引を担当しているニューヨーク連銀は18 日、2-10年物国債が対象になるだろうと表明していた。

ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルイス・クランドール 氏は、国債購入「の目的は、複数の金利水準のベースとなる指標金利を 下げることだ」と指摘。「そのためには、直近かそれに近い国債を買う 必要がある」と説明した。

FRBの国債などの購入計画発表から現在までに、10年債利回り は12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.65%に なった。同利回りは計画が発表された18日に47bp低下した。2年債 利回りは現在までに約8bp上昇し、0.89%となった。

FRB出身で現在はJPモルガンのエコノミストを務めるマイケ ル・フェローリ氏は「彼らには直近発行の国債を購入する強い動機」が あると説明した。

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