NPC株が買い気配、太陽電池製造装置の生産性が向上-業績予想増額

太陽電池製造装置メーカーのエヌ・ ピー・シー株が買い気配。松山第3工場の第1期工事が2008年8月に完 了し、納期短縮が可能となった。生産効率の向上や一部案件の前倒しな どを理由に今期(09年8月期)連結営業利益予想を19%引き上げたため、 好業績を評価した買いが入った。

午前9時3分現在の気配値は前日比50円(1.2%)高の4150円。8600 株の売り注文に対し、6万200株の買い注文が入っている。

修正後の新予想は、連結売上高が前期比55%増の145億円、営業利 益が同70%増の23億5000万円。前回予想と比べると、売上高で約7億 円(4.9%)、営業益で約4億円(19%)の増額となる。韓国などアジア 地域向けの装置出荷が好調なうえ、松山第3工場の稼働率も向上。「設 立時にはほぼ素人同然だった製造部員も6カ月間でスキルアップし、熟 練した」(NPC企画情報部の長山可那子氏)という。

いちよし経済研究所の大澤充周シニアアナリストは、従来から営業 利益を25億5000万円とみていたことから、増額修正に「特段の驚きは ない。売上高が145億円なら、営業利益で25億-26億円は可能。会社 計画はバッファーを持たせており、上振れもあり得る」と分析する。

同研究所では今後3年間は2割近い営業増益を続けると想定、ディ スカウント・キャッシュ・フロー(DCF)法で目標株価を5547円と算 出した。WACC(加重平均資本コスト)は7.75%。大澤氏は「NPC は太陽光関連銘柄の中核だが、コンサバ(慎重・控え目)な経営ポリシ ーを有しており、リスクが低く、高成長を実現できる」とも話していた。

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