米FDIC総裁:不良資産買取、金融安定に寄与-「一部手遅れ」も

米連邦預金保険公社(FDIC) のベアー総裁は23日、米政府が不良資産を買い取る計画は大半の銀行 を救済することになる見通しだが、一部の金融機関の破たんを阻止す るには手遅れかもしれないとの見解を示した。

ベアー総裁は記者団との電話会議で「一部の金融機関は手の施し ようがない状態かもしれないと考えている」と指摘。その一方で「こ の制度によってバランスシートをきれいにし、新たな資本を調達する 手段を確保する金融機関もあり、こうした金融機関を助けることにな ると思う」と述べた。

ガイトナー財務長官は金融安定化策から750億-1000億ドル(約 7兆3000億-9兆7000億円)の資金を活用して不良資産を買い取る 最大1兆ドル規模の計画を発表した。米政府によると、不良資産購 入に際し米連邦準備制度理事会(FRB)と民間投資家が連携する ことや、買い手を呼び込むためのFDICの保証が今回の計画で大 きな役割を果たす。

ベアー総裁は不良資産の価格設定が「最大の課題」になるだろ うと強調した。一方で、ローン買い取り資金の最大5割を米当局が 提供することになるため、成功の見込みがより高いと主張した。

さらに、「このプログラムでの信用リスクは相当小さい」とし、 「長期的に黒字になる仕組みだ」と説明した。

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