米不良資産対策は抜本策にならず、急騰した銀行株は「売り」-BOA

米銀バンク・オブ・アメリカ(B OA)のストラテジスト、リチャード・バーンスタイン氏は23日、 米財務省が同日発表した不良資産買い取り計画では金融機関の収益 悪化に歯止めがかからないとして、この日急騰した銀行株を売るよう、 投資家に勧めた。

バーンスタイン氏は、銀行のバランスシート(貸借対照表)から の不良資産切り離しは短期的な問題解決にすぎず、根本的な解決方法 である金融機関の整理統合を遅らせるだけだと指摘。不良資産売却価 格を政府が永遠に高止まりさせることはできないだろうと述べた。

同氏はリポートで、「バブルの歴史は、金融部門の統合が不可避 であることをよく示している」とし、「政府がこの避けられないプロ セスを加速させようとすれば、金融株に投資妙味がもたらされるだろ うが、それとは逆に政府は、不可避な統合を遅らせようとしている」 との見方を示した。

米S&P500金融株指数はシティグループやBOA、JPモルガ ン・チェースが収益改善を明らかにした今月6日以降、5割余り上昇 している。同指数は23日、18%高で終了した。

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