米社債保証コスト、低下-財務省の不良資産買い取り計画を好感

23日のクレジット・デフォルトス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが低下。米財務省 が金融機関のバランスシート改善と信用危機の終息を目指し、最大1兆 ドルの不良資産買い取り計画を発表したことが好感された。

シティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)など金融債の CDSスプレッドは低下した。同計画により、金融機関は世界全体で1 兆2500億ドル余りの評価損・貸倒損失につながった不良資産の処理が 可能になるとの観測が広がった。指標となる北米や欧州のCDS指数も 低下し、投資家心理の改善を示した。

BNPパリバの信用アナリスト、リカルド・クラインボーム氏は「こ れは問題の核心を突くものだ」と評価した。

CMAデータビジョンによれば、北米の投資適格級企業125社で構 成するマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ12)のスプレッ ドは、13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の185bp。 CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する期間5年の年間保 証料1000ドルを意味する。

ロンドン市場では、投資適格級の欧州企業125社で構成するマーク イットiTraxx欧州指数が8.5bp低下し163bp。欧州の銀行・ 保険25銘柄で構成するマークイットiTraxx金融指数は53bp下 げて305bpと、1日の下げ幅としては欧州各国の政府が金融市場の崩 壊回避に向けて協調行動を発表したことに反応した昨年10月13日以来 で最大となった(いずれもJPモルガン・チェース調べ)。

CMAによると、シティ債のCDSスプレッドは32bp低下の528 bp。BOAは17bp下げて294bp。

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