米GE、ムーディーズの最上級格付け失う-見通しは「安定的」(2)

米格付け会社のムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは23日、総合電機・複合企業の米ゼネラル・エレ クトリック(GE)の優先債務格付けを、「Aaa」から「Aa2」に2 段階引き下げた。GEがムーディーズの最上級格付けを失うのは1967 年以来約40年ぶり。GEは約1週間前に、金融部門が世界的なリセッシ ョン(景気後退)と信用収縮の中で黒字決算になると発表していたばか りだった。

ムーディーズの23日の発表によると、GEの格付け見通しは「ステ ーブル(安定的)」。「Aa2」格付けは米連邦預金保険公社(FDIC) の保証のない長期債が対象。ムーディーズは、GEのコマーシャルペー パー(CP)の最上級格付けは据え置いた。

ムーディーズは発表資料で、「現在の信用危機を受け、リスク管理面 で最高の金融機関でさえも、信頼感や資本市場の混乱の影響に脆弱(ぜ いじゃく)であることが露呈している」と指摘。金融部門のGEキャピ タルへの圧力や親会社GEへの負担を考慮すると「もはやAaa格付け にはふさわしくない」と説明した。

今月12日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) もGEを格下げしているが、格下げ幅はムーディーズの方が1段階大き い。S&Pと同様に格付け見通しを「ステーブル」としていることから、 さらなる格下げを懸念していた投資家には安心感を与えたため、GEの 株価と債券価格は上昇した。

GEのジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)は発表資料で、 「今回の動きは、現在の環境では予想外のものではない。格下げを好む 人はいないが、S&Pと同様にムーディーズもGEキャピタルの基本的 な健全性と当社の工業部門の強さを確認した」との見解を示した。

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