富士フHD株が急騰、資本き損リスクは低下との見方-JPM証格上げ

富士フイルムホールディングスの株 価が前営業日に比べて一時7.4%高の2265円と、2カ月超ぶりの高値水 準まで買われた。電子材料の在庫調整に対する懸念がやや後退し、自己 資本の大幅なき損リスクが低下したとの見方が台頭している。リスクへ の過度な警戒が緩和されつつあるとして、見直し買いが進んだ。

JPモルガン証券の森山久史アナリストは19日付で、同社の投資判 断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」へと引き上げた。 リポートでは、1-3月期業績は全体としてはほぼ会社計画通りに推移 していると分析。製品別の強弱感はあるとしながらも、「液晶パネル用 電子材料の回復が顕著となってきた点はポジティブだ」と評価する。

森山氏は、これまで同社の投資判断を「アンダーウエート」として いた理由が、電子材料の下振れリスクが大きかったことや、フォトイメ ージング関連事業の資産減少リスクによる純資産のき損を懸念していた ためと説明。そのうち電子材料のリスクは解消されつつあるほか、純資 産のき損レベルもほぼ読めてきたという。目標株価は、2010年3月期の 同証券予想PBR(株価純資産)0.85倍にあたる2800円としている。

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