米金利低下・ドル売り一服、バッドバンク構想で買い戻しも-三井住友銀

三井住友銀行市場営業統括部の山 下えつ子チーフ・エコノミストは23日、ブルームバーグ・テレビジョ ンとのインタビューで、今週の為替相場について、米連邦公開市場委員 会(FOMC)後の米金利低下・ドル売りが一服すると予想し、米国の バッドバンク(不良資産買い取り機構)構想の詳細が発表された場合は、 対円で1ドル=98円程度までドルの買い戻しが進むとの見方を示した。 コメントの詳細は以下の通り。

今週のドル相場:

「先週のFOMCの後は、国債買い入れそのものがサプライズだっ たので、金利が急低下し、それを受けてドルが売られるという形になっ た。まだこれから先の景気悪化などを見込むと、さらに金利が低下する 可能性があるので、中長期的にはドルが売られやすくなっていくと言え る。ただ、今週に限ると金利低下が一巡し、ドル売りも一服するとみて いる」

「2月にバッドバンク構想が発表されたときは大枠しか発表されず、 結果的に失望のドル売りを誘ったが、今回、詳細が発表されれば市場は おそらく好感し、ドルが買い戻されていくという展開を予想する」

今週のドル・円相場の予想レンジ:

「これまでドルが上がってきたときもなかなか100円を超えられず、 かなり壁が厚かった。バッドバンク構想が出たというだけで100円を超 えていくのは難しいので、上値は98円で少し重いということになる。 逆に下値は米金利低下によるドル売りが一服しているので95円とみて いる」

ユーロ・ドル相場の見通し:

「ユーロそのものはあまり買われる通貨ではないとみている。特に 先週からドルを主体に動いているので、今週もドルが買われるか、売ら れるかでユーロの位置付けも決まってくるだろう」

「米国がサプライズに国債購入に踏み切ったので、来週のECB(欧 州中央銀行)理事会は1つ注目点になる。米国と同じようにECBがも し国債購入に踏み切るということになると、金利が低下してユーロは売 られる結果になる」

「週初は東欧諸国に対する融資枠が発表になったということでユー ロが買われているが、これから国債購入があるのではないかという思惑 はユーロ売りの材料になっていくので、ユーロは頭が重いということに なる」

今週のユーロ・ドル相場のレンジは「下が1ユーロ=1.32ドル、 上が1.38ドルと予想。週初のユーロ買いは続かないとみている」

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