日本株は6週間ぶり高値、原油高受け資源株中心に全業種上昇(2)

午前の日本株相場は上昇。株価指 数は6週間ぶりの高値水準を回復した。海外原油相場の上昇傾向を受け、 在庫評価益の増加期待から国際石油開発帝石など石油関連株が上昇。み ずほフィナンシャルグループなど金融株、ファナックやトヨタ自動車な ど輸出関連株も買われた。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹投信グループ長は、 「1バレル=30ドルまであった原油相場は下げ過ぎだった。資源や商 社株は下げ過ぎの修正が入っている。また、自動車株などが底堅い動き を続けていることから、来期後半からの業績回復を見越した押し目買い が入っているようだ」とみていた。

午前の日経平均株価終値は前営業日比158円52銭(2%)高の 8104円48銭。TOPIXは同14.94ポイント(2%)高の779.71。 東証1部市場の騰落状況は、値上がり銘柄数1275、値下がり325。日 経平均株価は8130円まで上昇し、2月9日以来の高値、TOPIXは

780.85で、2月10日以来の高値水準をそれぞれ回復した。

19日の原油相場は昨年12月1日来高値

日経平均は小幅安で始まった後、すぐに上昇転換、その後は先物に 大口の買いが断続的に入り、上げ幅を拡大した。前週からの戻り相場が 持続している格好だ。ドイツ証券の武者陵司副会長兼チーフインベスト メントオフィサー(CIO)は、「年度末に向け、様々な買い主体で買 い意欲が高まっている。政府の株価支援策に対する期待感もあり、今週 は上値を追う展開になるだろう」と指摘する。

上昇が目立ったのが資源関連株。東京市場が3連休中の海外原油相 場は上昇。19日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物 4月限は一時1バレル=52.25ドルまで上げ、昨年12月1日以来の高 値水準を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が18日に債券 購入計画を発表し、世界的な景気後退に終止符が打たれ、原油需要が拡 大するとの期待が高まった。

東証業種別33指数の値上がり率上位には、卸売、鉱業、石油・石 炭製品指数が入った。このほか、19日のニューヨーク金先物相場が一 時8%以上急伸したことを受け、住友金属鉱山など非鉄金属株の上げも 目立った。東証1部市場の売買代金上位には、みずほFG、三井住友フ ィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、野村ホ ールディングスなど金融株が上げて並んだ。

楽天が大幅続伸

個別では、楽天が大幅続伸。共同通信は20日、楽天が保有するT BS株の買い取りをTBSに要求する方針を固めたと報じた。このほか、 東証1部市場の値上がり率上位には、オリックスや武富士など消費者金 融株が並んだ。

半面、自動車関連製品の販売落ち込みなどで09年3月期の連結最 終損益が40億円の赤字(従来予想120億円の黒字)の見通しとなっ た日本精工が3日続落。09年3月期の最終赤字が102億円(従来予想 37億円)に拡大する見通しとなったニチハも急落した。

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