積極緩和でドルに過剰感、ユーロ・ドルは1.40ドル目指す-SG・斉藤氏

ソシエテ・ジェネラル銀行外国為替 本部長の斉藤裕司氏は23日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビュ ーで、期末に向けた資金手当てのドル買いが一巡し、米金融当局による 積極金融緩和でドルの過剰感が強まるなか、ドルは対ユーロで1ユーロ =1.40ドルに向けて下落する可能性が高いと予想した。コメントの詳細 は以下の通り。

「主役はドルで、ドルが弱い。第1四半期の資金手当てもほぼ終わ り、換金売りに伴うドル買いの動きが止まったなかで米国の一段の金融 緩和が余計に効いている感がある。ドルの過剰感を背景に全通貨でドル 売りになっている」

「ドル売りの流れのなかで、ユーロは利下げに対してもっとも消極 的だし、東欧に対する経済支援がまとまるといったポジティブな話も出 ている。ユーロ・ドルは1ユーロ=1.36ドルをしっかりと抜けたので、

1.40ドルを目指す展開になるだろう」

「円も主体的に買われる通貨ではないが、ドル売りにつられて対ド ルで多少円買いになっている。日本勢によるレパトリエーション(自国 への資金回帰)は先週でピークを打ったとはいえ、まだ少しは出るだろ う。今週はドル・円も上値が重く、1ドル=95円を挟んだ展開ではない か」

「クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)はしっかりした展開だろ う。ドルが売られているのでドル・円も下に行きやすいが、クロス円が しっかりしている分だけドル・円は95円を挟んでレンジになりやすい」

「今週は経済指標の発表が少ないため、要人発言などに左右され る展開となりそうだ。注目は米国の経済対策の行方で、自動車大手の 問題でもいろいろ話が出てくる可能性がある」

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