アクランド株が続落、前期は一転最終減益に-消費低迷で販売下振れ

新潟県を中心にホームセンターの「ム サシ」を展開するアークランドサカモトの株価が続落。前期(2009年2 月期)は急激な景気後退や暖冬などで、売上高が会社想定を1%下回っ た。特別損失の計上で、最終増益予想が一転して42%減益になり、売り が先行した。午前9時24分現在の株価は前営業日比1.3%安の779円。

アクランドが19日に公表した前期決算速報によると、連結売上高は 前の期比3.3%減の898億円にとどまった。既存店売上高の低迷に加え、 新規店も振るわず、小売事業の売上高が想定を下回った。純利益は同 42%減の8億3000万円にとどまる見通しで、前回予想の23億円から 64%の下振れとなった。

同社はすでに閉店している旧「神戸みなと」店を売却する方向で交 渉を進めてきたが、不動産市況の悪化などで売却を断念。事業用借地権 設定契約解除に伴う契約違約金などで約30億円の特別損失を計上する。

大和総研の杉浦徹アナリストは「特損の額が大きく、純利益の下方 修正幅が大きくなったが、営業利益で期初目標を確保できたホームセン ター企業はアクランドだけ。ここまで売られる必要はない」と指摘する。

杉浦氏は、10年2月期には増益転換すると予想。出店経費の消失に より収益性も改善するとみている。同社は過度な価格競争に加わらない ポリシー。このところの消費環境下でディスカウント店などに価格競争 品で売り負ける傾向が出ているが、「会社の政策的なもので、あまり悲 観的にみるべきではない」(杉浦氏)という。

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