ヤマハ株が5カ月ぶり1000円回復、構造改革評価-業績予想は減額(2

楽器の世界最大手、ヤマハ株が大幅 高。前営業日比8.7%高の1004円と、約5カ月ぶりに終値で1000円を 回復した。海外景気など業績先行きの不透明感から午前は安かったが、 会社側が大規模な構造改革に踏み込んだことを評価する買いが次第に優 勢になった。

同社は19日、今後の収益改善に向けた事業構造改革の実施にかかわ る費用のほか、固定資産の減損などを計上することで、2009年3月期の 連結最終赤字は230億円(従来予想20億円)に拡大する見込みと発表し た。事業構造改革費用47億円、固定資産の減損損失156億円、関係会社 出資持分評価損33億円などを計上する。

大和総研の三浦和晴アナリストは投資家向けメモで、「今回の構造 改革は前期のリードフレーム材など電子金属事業からの撤退、リゾート 4施設の売却に続く、非中核事業からの撤退であり、ポジティブに評価 する」としている。会社側は非中核事業が赤字になるようなら撤退も含 めて検討する方針を示してきたとし、「経営陣に対する株式市場の信頼 性を高めるもの」ととらえている。

三浦氏は年金関連費用の増加と構造改革効果をともに考慮し、10年 3月期と11年3月期の連結営業利益予想を暫定的にそれぞれ25億円増 額修正した。09年3月期に比べて来期は円高になるため営業減益が予想 されると前置きしながらも、「大和総研予想を下方修正するトレンドか ら上方修正するトレンドに変わりつつある」(三浦氏)という。

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