米大統領:経済は依然システミックリスクに直面-賞与課税に疑問

オバマ米大統領は、米経済が依然 として金融機関の破たんや債務不履行がシステム全体に波及するシス テミックリスクに直面していると述べる一方で、議会が検討している 公的資金注入を受けた企業の従業員ボーナス(賞与)に90%の税金を 課す法案の合法性に疑問を呈した。

オバマ大統領は22日夜放映のCBS放送の「60ミニッツ」のイ ンタビューで、「大き過ぎて、破たんすれば多くの同業他社を巻き添え にするとみられる金融機関が数社ある」と指摘。「そうした金融機関す べてが同時に破たんすれば、米経済はより破壊的なリセッション(景 気後退)や、さらには不況に陥る恐れがある」と説明した。

同大統領は、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グルー プ(AIG)や米銀大手シティグループなど米金融安定化策に基づき 50億ドル余りを受け取った企業の幹部へのボーナス支給に反応して 米金融業界を罰しようとする動きについて警鐘を鳴らし、下院が先週 可決したボーナスに90%課税する法案に反対する可能性を示唆した。

オバマ大統領はまた、リセッションや金融システムの危機的状況 にもかかわらず、米国の経済・政治の安定により、ドルは安全な投資 先としての地位を維持しているとの見解を示した。同大統領は「人々 は引き続き米国債を購入しており、このためドルは依然強い」と指摘。 「米国債は依然として最も安全な投資先と見なされている」と述べた。

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