グリーンスパン前FRB議長:銀行には7500億ドル超の追加資本必要

グリーンスパン前米連邦準備制度 理事会(FRB)議長は20日、銀行の健全性を確保し、融資を正常化 させるためには、7500億ドル(約72兆円)を超える政府や民間の資 金が必要になるとの見通しを示した。

前議長はメキシコ・アカプルコで開かれた会合で「通常の銀行融 資を取り戻すためには、民間または公的セクターからの非常に大規模 な資本注入が必要になる」と指摘。その規模は「7500億ドルを超える」 ため、銀行のキャッシュフロー(現金収支)だけでは賄えないとの考 えを示した。

前議長はまた、世界の株式相場について「過去の例を参考にすれ ば、どのように見ても割安だ。最近の上昇の後でもそうだ」と指摘。 その上で「ただ過去の例に基づけば、本格的な相場転換の前にさらに 大幅に下落する可能性がある」と述べた。

さらに、中央銀行が「リアルタイム」で投機的な資産バブルを予 想するのは難しいと説明。「危機的状況の始まりを予期することは、 われわれの予測の範ちゅうを越えているようだ」と語った。

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