NY金(19日):約8%急伸、ドル安でインフレ懸念再燃-958.80ドル

ニューヨーク金先物相場は過 去6カ月で最大の値上がり。米連邦公開市場委員会(FOMC)が 前日、米国債の買い取りと機関債などの購入拡大を発表したことか ら外国為替市場でドルが下落、インフレ懸念が再燃した。

ドルは主要6通貨で構成するバスケットに対して一時、2.3% 下落。前日のFOMC発表後には2.7%下げていた。金が過去最高 値の1オンス=1033.90ドルを記録したのは2008年3月17日。 米利下げでドルが対ユーロで過去最安値を更新したのがきっかけだ った。金は今年に入り、8.4%値上がりしている。

ラサール・フューチャーズ・グループ(シカゴ)の金属トレー ダー、マット・ジーマン氏は、「米連邦準備制度理事会(FRB) が必要だからといって大量の紙幣を増刷すれば、狂乱的なインフレ 高進を引き起こしかねないとの懸念が強まっている」と指摘。「ド ルは打ちのめされる。ドルは印刷すればその分購買能力を失う」と 述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物相場4月限は前日比69.70ドル(7.8%)急伸し、1オンス=

958.80ドル。中心限月の値上がり率としては昨年9月17日以来で 最大となった。

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