ユーロ建て社債が上昇、3カ月ぶり大幅高-社債保有リスクは低下

19日の欧州債券市場で、ユーロ 建て社債相場が上昇し、ここ3カ月で最大の上げとなった。米連邦準 備制度理事会(FRB)が18日に最大3000億ドル相当の米国債購入 を決定したことを受け、高リスク資産への投資意欲が高まった。

英バークレイズや独フォルクスワーゲン(VW)、英・オランダ 系ユニリーバを含む1112銘柄で構成するマークイットiBoxxユ ーロ・コーポレーツ指数は一時、0.46ポイント上昇し79.57と、昨 年12月17日以来の大幅な上げとなった。同指数は今月17日に過去 最低となる79.07を記録した。

ウニクレディトの信用ストラテジスト、ステファン・コレク氏 (ミュンヘン在勤)は顧客向けリポートで、「FRBが発表した措置 が金融環境を緩和し、社債保有リスクの低減につながるだろう。正し い方向へと向かう一歩だ」と記した。

JPモルガン・チェースによれば、投資適格の欧州企業125社で 構成するマークイットiTraxx欧州指数は6ベーシスポイント (bp、1bp=0.01)低下の186bp。同指数はクレジット・デフ ォルト・スワップ(CDS)に基づく社債保証コストを示す。

欧州の銀行・保険会社が発行した優先債25銘柄で構成するマー クイットiTraxx金融指数は8bp低下の178bpと、2週間ぶ り低水準となった。

CDSスプレッド1bpは5年間の債務1000万ユーロに対する 年間保証料1000ユーロを意味する。

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