外国人が98年来の9週連続売り越し、信託買い越し鈍る-日本株売買

東京証券取引所が19日に発表した 3月第2週(9-13日)の投資部門別売買動向によると、東京、大阪、 名古屋3市場の1・2部合計で外国人投資家は9週連続で売り越した。 9週連続は、1998年8月から10月にかけて記録した10週連続以来。た だ、売越額は1632億円と前の週(5572億円)から減少した。

先週は日経平均株価が週間で396円(5.5%)上昇した。景気悪化の 深刻化が懸念され、10日にバブル経済崩壊後の安値(終値ベース)を更 新したが、米国で大手銀行の経営陣が相次いで足元の業績に強気の見方 を示したことで、金融不安の後退した週末にかけて買い戻された。

「外国人売りのピークは過ぎた」――。こう見るのは、いちよし証 券投資情報部の高橋正信チーフストラテジストだ。日米を中心に各国で 政策対応が進展してきたことを好感し、「海外勢の売り急ぎ感は薄れて きた」と話す。

信託銀の買い越しペース鈍る

一方、信託銀行が10週連続の買い越し。買越額は1724億円で、前 の週(3699億円)に比べて大幅に減少した。高橋氏は「公的年金による リバランス目的の買いが長く続いたが、目標達成が近づき、勢いが弱ま ってきた」と分析していた。

このほかの投資部門動向では、個人投資家が2週ぶりの売り越し(金 額は357億円)となったほか、投資信託が607億円の売り越し、事業法 人が80億円の売り越し。半面、その他法人等が79億円、生保・損保が 87億円、都銀・地銀等が36億円をそれぞれ買い越した。

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