アジア株:MSCI指数、5日続伸-中銀政策好感、インフレ懸念も

19日のアジア株式相場は上昇。M SCIアジア太平洋指数が5営業日続伸となった。米連邦準備制度理 事会(FRB)が資産購入拡大を決めたことで、金利が低下し戦後初 の世界規模のリセッション(景気後退)が終わるとの期待が広がった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時38分現在、前日 比2.1%高の79.85。日本銀行も18日に長期国債買い入れを増やすと 発表しており、同指数は9日に付けた5年半ぶり安値から13%上昇し ている。年初来では11%安と、6四半期連続の下落となりそうだ。

三菱UFJフィナンシャル・グループが高い。日銀の対応を好感 した。香港市場では、中国の産金最大手、紫金礦業が上昇。FRBの 政策がインフレを加速させるとの観測が広がった。一方、ホンダは下 落。海外での売上高を目減りさせる円高が嫌気された。

ABNアムロ・プライベート・バンクのアジア株調査責任者(シ ンガポール在勤)、ダフネ・ロート氏は、「FRBや日銀の流動性供給 が市場の地合いを良くした」と指摘。その上で、下落基調の中での反 発局面であることから、「利益確保の動きが始まるかもしれない」と予 想、「今回の危機の終わりからはまだ程遠い」と語った。

日経平均株価は前日比26円21銭(0.3%)安の7945円96銭で終 了した。

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