ケネディ株急反落、傘下REITの投資口すべて売却-資金繰り警戒

:不動産ファンドを手掛けるケ ネディクスの株価が、一時前日比10%安の5850円と4日ぶりに急 反落。同社が設立母体(スポンサー)のケネディクス不動産投資法人 の投資口をすべて売却したことが分かり、資金繰り動向などを警戒す る売り圧力が強まった。ケネディ投も4.5%安の15万5200円まで 反落。

ケネディ投は18日、スポンサーのケネディクスから7850投資 口(発行済み投資口の3.92%)をすべて売却したとの通知を受けた、 と発表した。ケネディ経営企画部の中尾彰宏氏は、「当社の手元流動 性を高めたかった」と説明している。

新生証券の宮川淳子シニアアナリストは、「ケネディクスの投 資口売却は、リートで発生する評価損を避けるのが狙いと考えられ る」と話した。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「現金化し、 手元流動性が確保できる」とプラス面がある半面、「前日まで3日連 続上昇している中、この日は資金調達面の不安で売られている。資金 繰り悪化が懸念される」とも指摘した。直近のケネディ株は、世界的 な過度の景気、信用不安の後退を背景に不動産株が買われた流れに乗 り、16日から18日までの間に23%上昇、同期間の東証不動産株指 数の上昇率14%をアウトパフォームしている。

一方、UBS日本法人が19日、関東財務局に提出した大量保有 報告書によると、13日までにケネディ株をグループ全体で合計3万 7482株、発行済み株式総数に対する割合で5.85%まで保有してい たことが分かった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE