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米AIG攻撃は逆効果も、金融機関への出資が「愚か」に-ボーゲル氏

米保険アメリカン・インターナシ ョナル・グループ(AIG)のボーナスに対する怒りから今週エスカ レートした米政界の金融機関一斉攻撃は、米連邦準備制度理事会(F RB)のリセッション(景気後退)対策としての融資拡大を困難にさ せると、FTNファイナンシャルのアナリスト、ジム・ボーゲル氏は みる。

ボーゲル氏は18日付リポートで、ワシントンが「金融機関への 出資者は愚か者だ」との看板を掲げている状況の中で、バーナンキF RB議長が目指す融資の活性化はほとんど不可能な状況になろうと 指摘。政府介入拡大の可能性に直面する銀行や保険会社への投資や雇 用にファンドや個人が及び腰となることで、金融機関からの個人・企 業向け融資拡大が必要と考える議長の目指す景気回復促進策は停滞 する公算が大きいという。

またボーゲル氏は、政治家の強硬論が行き着く先について、ブッ シュ前米政権が数年前に批判し、昨年9月に公的管理下に置かれたフ ァニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵 当公社)の例から、投資家は「貴重な教訓を学んだ」とした。株主に 不利益な措置断行に政府が前向きとなる可能性が認識されたと説明 した。

ボーゲル氏はさらに、金融機関の増資を困難にさせた「これまで の経験から、ワシントンが何かを学んだかどうかということが問題 だ」とも指摘した。

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