お取り寄せ需要で寿スピリツ株が1年半ぶり高値、利益率上向き最高益

観光土産用菓子を中心に製造、販 売する寿スピリッツの株価が4日続伸し、一時前日比1.3%高の1059 円と2007年9月6日以来、約1年半ぶりの高値を付けた。チーズケー キ商品の「ドゥーブルフロマージュ」など洋菓子の通販事業が拡大、粗 利益率も想定以上に上向いており、今期(2009年3月期)の営業最高益 更新を見込んだ継続的な買いが入っている。

同社は、販売コストを抑制できる通販事業を強化中。ドゥーブルフ ロマージュを柱とする「ルタオ」ブランドの品ぞろえ拡充などで、高付 加価値商品の売り込みを図っている。今期は定番商品の販売好調に加え、 低温スチームオーブンで蒸し焼きにした「パフェ・ドゥ・フロマージ ュ」などが「想定以上に好調」(経営企画担当責任者の松本真司氏)で、 今期粗利益率は46%に向上する見通し。前期実績は43.8%だったため、

2.2ポイントの改善となる。

会社側の今期業績予想は、連結売上高が前期比1.7%増の175億 円、営業利益が同68%増の13億円で、それぞれ過去最高を更新する見 込み。第3四半期累計(08年4-12月)決算までの進ちょく率は、売 上高が75.1%、営業益は81.5%。営業利益目標について、松本氏は 「2月のバレンタイン商戦は前年並みだったほか、春の行楽需要も少し ずつ動き出している。目標を堅めにつくっていることもあり、13億円 を若干上振れることも可能」と話す。

同社株をカバーするアナリストは、CSK-IS金融経済研究所の 西川裕康氏のみ。同氏は来期営業益を15億円と予測、1株利益(EP S)を159円60銭と試算する。寿スピリツ株は、08年11月半ばの 580円近辺から上昇基調を継続。2月3日の増額修正後は1000円付近 からじり高歩調を保っている。

世間は産地直送品などのお取り寄せブームで、日本通信販売協会の 調査によると、09年1月度の通信販売総売上高は前年同期比0.5%増 の1229億円。うち全体の15%ほどを占める食料品では、「健康食品 を除く食料品」が同12%増と最も高い伸びを見せていた。

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