ソニー:来期賃上げを1年凍結、大手電機で初-業績悪化で人件費抑制

世界的な不況で今期(2009年3 月期)に過去最大の営業赤字に陥る見通しのソニーは18日、管理職を 除く一般社員の賃上げを4月から1年間凍結する。来期(10年3月 期)の賃金改定をめぐり1年間に及ぶ凍結を決めた国内大手電機メー カーはソニーが初めて。

年間一時金(ボーナス)も昨年実績の6カ月(229万6000円)か ら4カ月(152万6500円)に大幅に減額する。同社は勤務年数などに 応じた定期昇給制度がなく、毎春に役割や評価に応じた一人ひとりの 昇給幅を設定してきた。今春は昇給幅の設定・適用を一律に見送る。 こうした方針は19日付の日本経済新聞朝刊が報道、ソニー広報センタ ーの今田真実氏が確認した。

賃金や労働条件に関する今春の労使交渉で電機大手の経営側は18 日、一斉に組合側に回答。世界的な不況を受け、賃上げ(ベースアッ プ)には軒並みゼロ回答。定昇は東芝や日立製作所などが実施時期の 延期を検討している。

ソニーは液晶テレビやデジタルカメラなど主力のエレクトロニク ス部門の不振や円高、株安を理由に、1月22日に今期連結業績を下方 修正。営業赤字は2600億円と14年ぶりの赤字となる見通し。18日に は今期の期末配当予想を1株当たり12円50銭(前期末は12円50 銭)に下方修正すると発表している。

昨年12月9日には、エレクロニクス部門で来期(10年3月期) 末までに正社員8000人を含めて1万6000人以上を削減し、製造拠点 を約1割減らす方針を表明している。

ソニー株の午前終値は前日比28円(1.4%)安の1963円。

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