住友鉱株が大幅高、インフレヘッジで金価格上昇期待-FOMC刺激に

住友金属鉱山株の午前終値が前日 比6.1%高の955円と大幅高。きのうの米連邦公開市場委員会(FOM C)で国債などの買い取り拡大が決定したことで、インフレ懸念から金 需要が高まるとの見方が出ている。同社は日本最大の金鉱山を保有する ことから、金価格上昇による収益拡大が期待された。

米連邦準備制度理事会(FRB)は17、18の両日に開いたFOM C会合で、最高3000億ドルの米長期国債購入に加え、住宅ローン担保 証券(MBS)や機関債の購入拡大を決定した。今回の政策は「長期的 には大量の資金供給が物価上昇促進効果をもたらす」(トヨタアセット マネジメント投資戦略部の浜崎優シニアストラテジスト)と受け止めら れている。

このため、FOMC発表前の18日のニューヨーク金先物相場は前 日比3%安の1オンス=889.10ドルで終了していたが、FOMC後に はインフレ加速への懸念が再燃。東京時間午前の時間外取引で、金価格 は1オンス=928ドル近辺での動きとなっている。

住友鉱は鹿児島県に、世界の主要な金鉱山の約10倍の品位(金含有 率)を誇る菱刈鉱山を保有する。金事業はニッケル、銅に次ぐ収益源だ が、ニッケルや銅の市況が低迷している現在、重要度は高まっている。

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