Monot株が急騰、景気後退で顧客層拡大期待-野村証は強気判断

工場用間接資材のネット通販会社、 MonotaROの株価が一時、前日比15%高の18万8100円と急騰。 工場の操業度低下の影響や販促費の増加から足元の業績は苦戦している ものの、景気後退は価格重視の顧客層を拡大できる機会とされ、中期的 な成長期待から買いが膨らんだ。

同社はドライバーや軍手、コピー用紙など、工場向けに1品当たり の単価が低い消耗品を取り扱う。プライベートブランド商品から輸入品 まで約90万点と幅広く取り扱い、業界で珍しい「一物一価」のほか、 インターネット活用で顧客の利便性を高めているのが特徴だ。2008年 12月期の営業利益は前の期比2.4倍と急成長したが、今期は前期比 13%減の10億1600万円と減益が見込まれている。

野村証券金融経済研究所の野口昌泰アナリストは19日、同社の投 資判断を新規に「1(買い)」と設定した。同氏はレポートで、景気後 退はマイナス面がある一方で、「仕入れ先拡大による取扱商品の拡充や、 価格重視の顧客を新規開拓する好機となっている」と評価。中期成長力 は高まりつつあるという。

この結果、同証券では顧客層拡大が実を結ぶことで10年12月期 の営業利益を今期会社計画比67%増の17億円、11年12月期を21億 8000万円と予想。目標株価はディスカウントキャッシュフロー(DC F)などをベースに25万円としている。

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