米AIG:ニューヨークの本社ビルなどの売却検討-政府融資返済で

米政府から1730億ドル(約16 兆6800億円)規模の救済を受けた保険大手アメリカン・インターナ ショナル・グループ(AIG)は18日、政府への返済の一部に充て るため、ニューヨーク本社に加え、マンハッタン南部にある別のビル の売却を検討していることを明らかにした。

広報担当者のマーク・ハー氏は電子メールで、同社はローワーマ ンハッタン・パイン街にある本社ビルとウォール街にあるビルの売却 を検討していると説明した。

ハー氏は、「これはAIGの資産売却戦略の一環で、営業効率の最 大化に向けた取り組みの一部だ」と指摘。「市場から得られる反応がわ が社にとって最善の策を決める一助となるだろう」と述べた。

信用危機の影響で買い手候補が購入を手控えたことから、資産売 却により資金を調達するAIGの計画は予定通りには進んでいない。 商業不動産の価値がピークを過ぎた後、同社は1年余りにわたりマン ハッタンの本社ビル売却を試みている。ムーディーズ・インベスター ズ・サービスの2月19日発表によれば、米国のオフィスビルや小売 り・産業用不動産、賃貸住宅などの価格は2008年に約15%下落した。

AIGは先月、15階建ての東京本社ビルを売りに出した。同ビル は日本屈指のビジネス街である丸の内地区にある。

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