ユーロは短期的に1.40ドルに反発へ、FRBの国債購入で-UBS

UBSによると、ユーロは11週 間ぶりに1ユーロ=1.40ドルに上昇する可能性がある。米連邦準備 制度理事会(FRB)が国債購入を決めたが、欧州中央銀行(ECB) はこれに匹敵する措置を講じることに消極的なためだという。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が18日、期間の長い米国債 3000億ドル相当を購入すると発表したことから、ユーロは同日、ド ルに対して過去約9年で最大の上昇を演じた。また、米S&P500種 株価指数は1カ月ぶりの高値に急伸した。UBSの為替戦略責任者の マンスール・モヒウディン氏(チューリヒ在勤)は18日付リポート で、ECBがFRBに追随することを余儀なくされれば、ユーロは年 内に1.20ドルに向かって反落する可能性が高いと指摘した。

モヒウディン氏はリポートで、「ユーロは当面は1.40ドルに向か ってオーバーシュートする見通しだ」とし、その後「投資家のリスク 回避姿勢が戻り、すべての主要中央銀行が量的緩和策を受け入れれば、 資金の避難先を求める動きが再燃し、米ドルは今年の長期的な適正水 準である1ユーロ=1.20ドルに戻るだろう」と分析した。

日本時間午前8時37分現在、1ユーロ=1.3493ドル。前日のニ ューヨーク市場ではユーロは一時3.7%高と、2000年9月以降で最 大の上昇を演じ、1.3474ドルで終了。

モヒウディン氏は「当社の欧州経済チームは、FRBの国債購入 決定を受け、ECBも量的緩和を採用することで迅速に対応する必要 が出てくるだろうと予想しており、早ければ4月初めの次回のECB 政策委員会で発表される可能性があるとみている」と説明した。

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