住生活株が急反発、新日軽とアルミ建材事業で提携交渉開始-費用圧縮

住宅用アルミサッシ大手の住生活グ ループの株価が急反発。アルミサッシ業界4位の新日軽と業務・資本提 携する方向で協議を開始したことが明らかになった。物流や購買などの 共通化も検討するため、コスト削減による収益性改善が期待された。

この日は買い気配で取引を開始、午前9時15分すぎに前日比7.6% 高の1134円で11万株の売買が成立した。その後も買いが優勢で一時は 13%高の1193円まで上伸、2月6日以来、約1カ月ぶりの高水準に値を 戻した。取引時間中の上昇率が13%を超えたのは08年11月4日(14% 高)以来、約4カ月ぶり。

18日公表の報道資料によると、住生活は6月をめどに新日軽の株式 の3割を取得、商品企画の統一などを検討する。新日軽の親会社はアル ミ大手の日本軽金属。日軽金広報担当の野中由憲氏は、「きょうが交渉 スタートの日。詳細は今後決めていく」と述べている。

岡三証券企業投資調査部の岸本晃知アナリストは、住生活の今回の 決断について、「あらゆる可能性を検討すると住生活は述べていたが、 新日軽との提携はないと思っていたため、驚いた」という。

またメリルリンチ日本証券では住生活の一連のM&A(企業の合 併・買収)戦略を評価して、18日付で投資判断を「中立」から「買い」 に1段階引き上げた。新しい目標株価は1450円で、2011年3月期の予 想EPS78円88銭の18倍に相当するという。

日軽金の株価は前日比1.5%高の67円。日軽金をカバーするアナリ ストからは、「三協・立山ホールディングスとの提携効果が思ったよう に出てこないなか、住生活という業界最大手と資本まで入れて協業を図 るため、今までよりも一歩踏み込んだ関係構築が期待される」(新光証 券企業投資調査部の添谷昌生アナリスト)との声が出ていた。

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