三井金株が反落、減損損失などで今期赤字が拡大-低迷長期化を懸念

銅箔やTABテープなどを手がけ る三井金属の株価が前日比3.9%安の148円と5日ぶりに反落した。半 導体実装材料などのリストラや業績悪化に伴う繰延税金資産の取り崩し などにより、今期(2009年3月期)の最終赤字幅が拡大する見通しと なった。業績低迷の長期化が警戒されている。

会社側が18日に発表した業績予想修正によると、09年3月期の連 結最終損失は720億円と従来予想(350億円)から大きく拡大する見通 し。TABテープやCOFテープなど半導体実装材料事業における固定 資産の減損損失105億円を計上するほか、税金費用が245億円増加す ることが要因。期末配当を無配とすることも発表した。

日興シティグループ証券の城野俊之アナリストは18日付リポート で、「減損損失額は会社側が従来から示唆していた範囲であった」と指 摘。一方の繰延税金資産の取り崩し額については「金額が大きく、1株 純資産が想定以上にき損される見込み」という。リストラ発表で悪材料 は出尽くしながらも、業績は来期も最終赤字が予想されるなど将来見通 しは著しく低いなどとし、投資判断の「中立」を継続した。

もっとも、城野氏は大半の電子材料の需要は1-2月でボトムアウ トしたもようと分析している。この結果、「収益は1-3月にボトムを 打ちそうであるため、株価は下落しても一時的なものに終わろう」(同 氏)とも見ていた。

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