東京外為:ドル軟調地合い継続へ、FOMC国債購入決定で金利急低下

東京外国為替市場ではドルの軟調地 合いが続く見通し。米連邦公開市場委員会(FOMC)が長期国債の購 入を発表したことを受け、米長期金利が急低下しており、金利面からド ルには下押し圧力がかかりやすい。また、米国株の続伸で市場の不安心 理が後退するなか、相対的に安全な通貨として買っていたドルを売る動 きも続きそうだ。

早朝の取引ではドルが対ユーロで一時、1ユーロ=1.3535ドルまで 下落し、1月9日以来の安値を更新。対円でも1週間前の安値に並ぶ1 ドル=95円67銭を付けている。

また、対ドルでユーロ高が進むなか、ユーロ・円相場は1ユーロ= 129円93銭と昨年12月18日以来、約3カ月ぶりのユーロ高値を更新し ている。

FRB、最大3000億ドルの長期国債購入へ

米連邦準備制度理事会(FRB)は17、18の両日に開いたFOMC 会合で、「民間信用市場の状況改善を支援するため、今後6カ月で期間 の長い国債を最大3000億ドル買い取る」ことを決定。また、住宅ローン 担保証券(MBS)や機関債の購入拡大も発表し、フェデラルファンド (FF)金利の誘導目標は0-0.25%の範囲に据え置いた。

FOMCの発表後には米国債相場が急伸し、米10年債利回りは前日 の3.01%から一時2.47%まで急低下。一方、米国株は上昇し、S&P500 種株価指数は1カ月ぶり高値と付けている。

米長期金利低下や米国株の上昇を背景に外国為替市場ではドル が急落し、主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル・インデックスは一時、前日比3.4%安の83.96と1月28日以来の水準ま で低下した。

ドル売り優勢も円高は限定的

19日の東京市場もドル売り優勢の流れが続くと予想されるが、日本 はあすから3連休となるため、ドルの下値を試す動きが一巡した後は持 ち高調整の動きが強まる可能性もある。

また、日本銀行も18日の金融決定会合で長期国債の買入額の増額を 決定。日本経済の急減速や経常収支の赤字化など円の弱気材料が多いな か、ユーロなどドル以外の通貨に対して円は引き続き売られやすく、対 ドルでの円高進行には一定の歯止めがかかりそうだ。

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