FOMC:長期国債3000億ドル購入へ-市場関係者のコメント

【記者:Vivien Lou Chen】

3月18日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)は 17、18の両日、連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合を開き、 フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0%-0.25%の範囲に 据え置くとともに、3000億ドルの米国債購入に加え、住宅ローン担保 証券(MBS)や政府機関債の購入拡大を決定した。

これについての市場関係者のコメントは以下の通り。

◎プール前セントルイス連銀総裁:

「FRBは米経済が引き続き沈滞し、当面はまだ極めて深刻なリ セッション(景気後退)に直面していると確信した」

「底に近づいてさえいないため、FRBは大規模な量的緩和に取 り組んでいる」

◎ヘラー元FRB理事:

「FRBは明らかに、信用市場にすべての努力を傾けており、景 気拡大に向けた環境を作るため、信用市場の状況を緩和しようとして いる」

◎ワコビアのチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏:

「FRBは極めて積極的になりつつあり、下振れリスクを懸念し ている」

「米国債や政府機関債の購入拡大、ターム物資産担保証券ローン ファシリティー(TALF)を通じて消費者信用市場に流動性を供給 することで、こうした状況に対応していきたい考えだ」

「FRBは住宅ローン金利がやや上向いているのを見て、住宅市 場や米経済には有益でないと考えざるを得なかった。当局は米経済が 悪化しているとの認識を示しており、これは当局の望む状態ではない」

◎三菱東京UFJ銀行のチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー 氏:

「FRBは市場に影響を与える大ニュースを発表する新たな方法 を探してきたが、それを発見した」

「今日の動きは、事実上のゼロ金利政策の導入後、当局の銃弾は 尽きたと考えていた疑い深い市場に信頼感を浸透させる上で大きな役 割を果たすだろう」

「まだ困難を脱したわけではないが、FRBはこの信用収縮に立 ち向かうための新たなアプローチを考え出すため、時間をかけて取り 組んでいる」

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