中国商務省:米コカ・コーラによる匯源果汁への買収提案認めず(2)

中国商務省は18日、清涼飲料最大 手の米コカ・コーラによる中国匯源果汁集団への23億ドル(約2270 億円)規模の買収提案を認めないと発表した。市場の寡占化懸念を理由 に挙げている。

同省はウェブサイトに掲載した声明で、「買収により、コカ・コー ラは中国のジュース市場で独占的な地位を利用し」、競争を抑える恐れ があると説明した。買収が成立していた場合、外国企業による中国企業 買収としては最大規模となっていた。

今回の決定で、コカ・コーラは中国ジュース市場でのシェアを 20%超に高める機会を失うことになる。ユーロモニター・インターナ ショナルによれば、中国での2009年の果物・野菜ジュースの売上高は 前年比20%増の971億元(約1兆4000億円)になるとみられている。

CIMB-GKセキュリティーズ(香港)の食品・飲料アナリス ト、レネー・タイ氏は「中国当局は自国のブランドを守りたいと考えて いる」と指摘。「飲料は政治的な影響を受けやすい製品ではないが、実 際にはまったく政治的な決定だ」との見方を示した。

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